「青空の卵」に続くシリーズ2作目。3つのお話が収められています。
ボロボロと泣きましたよ。1話目は大丈夫だったけど、2話、3話はダメです。もうね~滲み出てくる涙は止められませーん;;;でした。私は特にお子ちゃまに弱いのかしら~ん?と思う。利明の吐き出すような告白には、胸がキリキリと痛みました。涙の量も倍増だったような気がするし・・・。
・野性のチェシャ・キャット
本筋の佐久間さんや吉成くんよりも滝井よね、やっぱり。坂木に言った滝井の言葉がう;;;っと胸に刺さる。
「お前は、鳥井を独り立ちさせるために、あいつを突き放すことができるのか?」~本文より~
するどい。この前のセリフも坂木にとって非常に痛い所を突いてるんだよねぇ。長いんでここで紹介するのは割愛するけど(笑)なんだかんだ言って、これが一番の問題だろうなぁ・・・。特に、鳥井が少しずつ変わってきてると気付いてるだけに、坂木には堪えた言葉だと思う。最終巻の3作目で坂木がどうするのか、鳥井がどうなるのか、ものすっごーく気になる。
本筋の方は、鳥井が風邪で寝込んでたお陰で、名探偵の出番は無かったですね。・・・と、思っていたら、最後にひっくり返すかーっと叫びたくなりました(笑)私は坂木と同じ思いだったんで・・・。
・銀河鉄道を待ちながら
土屋さんはね、「14個」って言ったところで、そんなことだろうとは思ったんだけどね。利明くんの出現で、あれ?そっちなのか、と納得。・・・しようとして、またひっくり返される;;;うぬぬぬぬ。あなどれん。もうね~、最後は涙涙・・・ですよ。こういう結末は悲しくって、痛くって、読んでて辛い。やっぱ、ハッピーエンドがいいなぁ。
・カキの中のサンタクロース
泣け、泣け、泣けぇ~と文字の間から声が聞こえてきた(笑)もう、そんな感じでした。ボロボロボロボロと涙を垂れ流しながら読みましたよ。利明くんのしたケーキの話で、「あ~そういうことか」とこれは正解。鳥井の「金平糖」には笑いつつ、あ~いいやつじゃないか!と、そんなちょっとしたことにも涙ぐんでしまったり。すっかり涙腺が緩んでしまいました。
それにしても、ますます栄三郎さんが素敵です。「空の中」(有川浩)の宮じいを彷彿させるキャラ。彼も”いぶし銀”のようで、言葉や行動に説得力があるし、暖かさが滲み出てるんだよね~。すっかりファンになってしまいました。次作でも、さりげなーい活躍を期待しております。
さ、あと1冊。ますます楽しみになってきた。
【坂木&鳥井シリーズ】
1)青空の卵
3)動物園の鳥
急遽、貸してもらうよう、人に依頼中。
おや、そうだったのねぇ~(笑)
フト図書館で目に入って借りてきたんだけど、けっこう有名どころだったみたいねぇ^^;
栄三郎さんは、確かに確かに宮じいを彷彿とさせるキャラ!
歳を重ねた人だけが出せる魅力がありますよね♪
とりあえず、山に積みますorz
登場人物がみんな個性的で、それぞれがきちんと描かれているのがいいですね。
特に栄三郎さんは、すーっかりファンになってしまいました。フト宮じいを思い出したですが、賛同してもらえて嬉しいです!
山への果敢なる挑戦を、遠ぉーーくから応援しておりますです(笑)
どうにも盛り上がりに欠けるレビューで申し訳ないのですが、宮じい…じゃなかった、栄三郎さん以外のキャラが苦手で……。どちらのおじいさまも素敵です。
あら~;;;
実は、ちょっとどうかな、と危惧しておりました^^;
栄三郎さんがかっこ良かったね!
期待が大きすぎたのかなぁ。1冊目よりもこの巻のほうが読みやすかったし、利明のエピソードは好きな部類に入るのにね。滝井も好き。
私の中に雑念が多すぎて、素直に浸れないのが残念でした。(;_;)
どうしても”雑念”が入り込んでしまう作品ってあるよね;;;しょうがないと分かっていても、ちぇ★と思う気持ちは無くならないし・・・。