様々な人の様々なラッシュライフ。「lash life」「lush life」「rash life」「rush life」。5つの物語が交互に語られるんだけど、それが時間通りに順番に語られている訳ではない。・・・ということに気付いたのは、もう後半部分になってから。途中までは、同時進行しているのだとばっかり思っていた。そして、それぞれが色んな形で重なり合い、絡み合っているっていうことに気付いたのは後半も後半・・・。あ・・・れ?これってもしや!?うわー、あの人ってこの人だったのか!うわーあれってこういうことだったのかっ!一つ一つ種明かしされる度に、驚いたり、唸ったり、感心したり、時には歯軋りしたり・・・(笑)それにしても、私って大概鈍い・・・のかなぁ;;;ちょっと凹んでみたり。
溜めて溜めて溜めて・・・一気に謎解き!というような怒濤のラストではなくて、「ほら、これはね・・・」「ほらほら、こっちだよ・・・」「そしてね・・・」という風に、ちょっとずつ種明かしされてラストへと導かれていくという感じ。
私って、こういうの好きみたい(笑)面白かったなぁ。ますます伊坂作品にのめり込んでいきそうです。
私も全く気付かずに読んでいたので、全てがわかったときはええぇ~ッ!と驚きました。
こんなことを思いつく伊坂さんの頭の中を覗いてみたいですよね。
TB&コメント、ありがとうございます。
こちらからも、お返しさせていただきますね。
伊坂幸太郎、面白いですよねぇ!幾つかのストーリーが絡み合って、最後にはちゃんと1つの物語にまとまる。「ナルホド!そういうことか~」とスッキリするわけですよ、ハイ。
『死神の精度』はお読みになりましたか?
死神の飄々とした仕事振りは、なかなかにいい感じですよ。よかったら、読んでみてくださいね。
ストーリーが緻密に重ねあげられいて、少しずつすべての話がつながってラストを迎えた時の素晴らしさ。さすが!伊坂幸太郎といった感じの一冊ですよね(^^)
共通点は「仙台駅」だけだと思ってたんで、本当に驚き!でしたよね。伊坂さんの頭の中・・・覗けるものなら覗いてみたい(笑)
>水無月・Rさん
そうです、そうです!絡まり具合がスバラシイって感じで。ラストはジクソーパズルの最後のピースがパチリとはまった時のような嬉しさを感じました。
「死神の精度」は未読です。図書館で探してみます。ありがとうございます!
>ミコさん
ラストですべてが繋がった時は、本当に「お見事!」と素直に賞賛。さすがでしたね。
てっきり同時進行だとばかり思ってました。
そのへんの進め方、さすが上手いですよねー。
伊坂さん、大好きな作家さんの1人です。
善と悪に対しての価値観が自分と近いので、
安心して読めるというのもいいです。
(これはけっして、ワンパターン、単調、
という意味ではなくて)
お仲間がひとり(笑)
作家さんの書く作品と価値観が一緒ってのは重要なポイントですね。
私はこれから伊坂作品を読み漁ります!