巷で絶賛されている”もりみー”。ちょっと前に短編を読んで、そっこー袖にした私。あ~れ~?なんで~?そんなに面白かったかなぁ~?ということで、再挑戦。が!読みたかった本は入手できず。とりあえず、この著者のデビュー作を読んでみることに。
文体がね。ちょっと引くんだよね。なんというか、私が鬼門とする”芥川賞”っぽい匂いがね。ぷんぷん漂ってきてねぇ。著者が京大生で、主人公や登場人物も京大生。匂うよねぇ。芥川臭?(きゃースンマセン;;;)でーも!それに躊躇しつつとりあえず読み進めると、すぐに笑いが訪れる。
・・・ぶ。ぶぶぶっ。ニヤニヤ。ニマニマ。うふふふふ。うはははは。色んな笑いがやってきては、去っていくって感じ。これは堪らんなー。この文体で”笑い”なんて。なんだか癖になりそう。
京大生の男臭ぁーいお話で、オタク度高し。ちょっとアブナイ男子達の妄想街道大爆走物語・・・ってのは言いすぎかな(笑)これってやっぱりストーカーじゃないか!・・・と、思うんだけど。それが気味悪くなく、笑えるのがすごい。
それにしても、この作品は『ファンタジーノベル大賞』受賞作なんだよね。えーとぉ。何故に”ファンタジー”?どこが”ファンタジー”?よくわからないんだけど。大賞ってのはね、うんうんと頷ける。面白いもん。でも、”ファンタジー”ってのが・・・?イマイチ納得できないのよねぇ。
まぁ、面白かったから良し!ってことかしらね~(笑)
妄想というファンタジーを駆使している主人公ではあるから、なのかなあ?(^^;
ジャンル分けしづらい物語ですねぇ。
この男の子たちのいぢましさが可愛くなったら、ほかのモリミー作品もOKだと思いますよん。
他のモリミーは人気らしく、なかなか遭遇できないんだよねぇ;;;
まぁ、ぼちぼち読破します~。
これを読んでから、太陽の塔を見るときのテンションが変わった気がします。
京大周辺を歩き回るだけで楽しかったです♪
良い休息になったんならいいけどなぁ。
最近、関西周辺が舞台になった小説を多く読んでるような気がしてるんだけど。
お陰で「色々と周りたーいっ!」という気分に襲われて困ります(笑)
太陽の塔や奈良に京都・・・。
男汁満載で次々と繰り出される妄想の面白さ。
たぶん妄想がファンタジーになってるってことなのでしょう。かなり拡大解釈ですが(笑)。
展開の早さと若さゆえのばかばかしさが楽しめました。
今までに読んだ事の無い文体&内容に、最初は戸惑ったもののだんだんとはまっていく自分が・・・(笑)
妄想=ファンタジーってことなんでしょうね、やはり。そう思うと「ファンタジーノベル大賞」も頷けます。
でも慣れればそれも癖になる感じで、
結構スイスイ読めて、しかも笑えてしまう。
森見さんにすっかりはまってしまいました。
あとは『四畳半~』を積んであるんですが、
新刊が出るまでは勿体なくって読めない状態です。
ちょっと敬遠しちゃいたくなる文体なんですが、慣れてくるとそれがクセになっちゃって・・・どっぷりハマってしまいました(笑)
「四畳半~」未読なんですね。これも面白かったですよー!でも、”勿体ない”って気持ちもわかります~。
妄想大炸裂な、濃ゆ~いお話でしたねぇ(笑)。
「どう考えてもストーカー」なのに「研究」だと主張する主人公には、是非ウラ拳でツッコミを入れたいです。妄想大暴走過ぎ。
「ええじゃないか騒動」で、一緒に踊ってみたかったです。イブなのに「ええじゃないか」そのミスマッチが素敵!って、だんだん私にも「男汁」が沸いてきたかも・・・(-_-;)。
妄想大炸裂で、なかなか衝撃的な作品でした(笑)
私も同じく、ついウラ拳でツッコミたくなったり、「ええじゃないか」と踊りたくなっちゃったりしました。見事にヤラレちゃいましたねぇ^^;;;