最初の1章。のっけからイキナリ泣かされる。うわー。これはヤバイなぁ・・・と会社で読みつつ焦ってたら、泣けたのは結局のところこの一章だけでした。
「地球が滅亡する」それも「小惑星が衝突」なんて、どっかで聞いたぞ。あ~新井素子さんだ。「ひとめあなたに」かぁ。でも、それにしちゃ、登場人物が切羽詰ってないというか、淡々としすぎだなぁ、と思う。思ったところで、あ!と思い至る。素子さんのは1週間後だったけど、これは”8年後に”から”5年経過”してる訳だもんな。切羽詰ったり、焦ったり、パニくったりというのは、とっくに通り過ぎてしまったってことかぁ。
それにしても、「8年後」っていう期限がね。なんとも中途半端というか、びみょーな長さだよねぇ。発表から5年。あと3年で終わる。あと3年という期限はなんとなーくではあるけれど、想像しようと思えば出来ないでもない。でも、発表から5年後っていうのはね、全く想像出来ない世界だよなぁ。1年後とか3年後だったら、もっと想像しやすいと思うけど。このお話では、最初のパニックから一休みの小康状態で、ある程度の秩序は保たれ一見、穏やかに日常を送る人々・・・って感じで描かれている。人々が、それぞれに諦めたり、悟ったりして、落ち着いてきたって感じ。そうなのかもね、と思う。でも、落ち着くのに5年も必要だろうか、とも思う。混乱した社会というのを経験した事がないから、もう本当に感覚的に全くワカンナイんだけど・・・。
8年後に地球滅亡。自分だったらどうだろう?パニックになるのかな?それとも、あ、そう。という風に淡々と受け入れるのかな?・・・うーん。少なくとも半狂乱にはならないような気がするけど。ならないで欲しいと思う、の方が正しいのかなぁ。本書を読みながら、自分と近い登場人物を探してみる。うーん。どの人もなんだか出来すぎな感じだよなー(笑)「8年後に地球が滅びる」と言われても、ちゃんと5年間も生きてきたわけだからね。出来すぎてて当然といえば当然かなぁ、とも思うんだけど。まぁ、発表から5年後、あと3年となった時点でちゃんと生きていたら、4年がかりで2000冊、ん?3000冊だっけ?のお父さんの蔵書を読破した女の子、あの子みたいに図書館の本を読破とか、自分の蔵書を再読とか始めそうだけど。
・・・うん、そうだね。好きな本をお腹いっぱい読んで、「あーしあわせ。」と呟いて最後を迎えられたらいいね。
8年前から5年経ち、あと3年という設定が、バリエーション豊かなドラマを編み出したと思います。
それぞれのエピソード同士が、密接にリンクしていましたね。
私もこうなったら、たぶん読書三昧でしょう(笑)。
トラバ直ったみたいですが、こちらとアメブロの方からのが届かないみたいで…(涙)。
今度はこの記事でトラバしてくださいますか?。
こちらのブログ運営者に尋ねても返ってくるのは相性が悪いという返事だけなので…(涙)。
ただ、以前ヤプログとライブドアにはできなかったのができるようになったので、希望は持っていたいと思います。
トラバさせていただきました。
そうですね。どれも、この「8年の残り3年」という設定が生かされたお話でしたね。
やはり、そうなりますよね(笑)<読書三昧
TBの方は、やはり送れないようです;;;
しばらく期間を開けてシツコク再挑戦してみますね。ありがとうございます。
今から5年前を考えてみると、
やっぱりそれなりの期間ですもんね。
日本人はとくに「みんなと一緒」じゃないと安心できないから、われさきに、われさきに、と何かに押し寄せるような状態をなんとなく想像してしまいます。
自分自身は、あまりあさましいことはしたくないと思ってますが・・・。
生き残る自信なし(^_^;)
でも、生き残れたら美智のように読書三昧で過ごしたいなぁと思います♪
改めて考えると、5年って長いですよね。
この状況に直面した時、私もmiyukichiさんと同じように浅ましいことはしたくないと思います。・・・が、実際に直面したら・・・と考えると、ちょっと自信がないかも^^;でも、そういう気持ちを持っていれば、少しは違うんじゃないかなーとも思ったり・・・。
私も同じかも^^;
出来るだけ冷静でいたいとは思いますけど、あまり自信はないです;;;
「読書三昧、読書三昧・・・」と唱えて、なんとか乗り切りたいですねー。
「惑星衝突まであと8年」宣言から5年・・・。残りが半分以上過ぎてしまったことから始まるこの物語、なんだかうら寂しい暖かさがこもっていましたね。
私も、読書三昧したいな…家族がいるから無理だけど。きっと家族4人でダラダラと最後の日を迎えそうです(笑)。
そうですね、終わりが分かっているから、暖かさの中に寂しさも感じるお話でしたね。
もし、地球が滅びることが分かったら・・・。読みながら、ついつい考えてしまいましたよね。