2007年02月14日

震度0(横山秀夫)

得意の警察小説。県警幹部が失踪。事件?事故か?それとも蒸発?色んな思惑の中でなかなか進展しない捜査・・・。

情報を小出しにされモドカシサが募る募る・・・。これは誰っ!?は?なになにーっ!?という焦りともつかぬ思いで読み進めた。私もこのN県警の幹部の一人になった気分ですよ。あーでもない、こーでもないと推理する楽しさを味わった。ただ「阪神大震災」を出す?必要があるのかは疑問。

一片の「情報」を、どう読み解くのか。どう組み合わせるのか。その時、その人の本質なり欲望なりが判断を誤らせることも多い。怖いよなぁ。

震度0
ラベル:読書 著者(や)
posted by すずな at 07:11| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
横山さんお得意の警察小説。
でも誰にも感情移入できなくて警察内部の争いばかりでモヤモヤ。
本質や欲望が引き起こす間違った判断、怖かったですね。
次回はスカッとする作品を読みたいです。
Posted by 藍色 at 2007年07月18日 17:36
登場人物が入り乱れて、誰に感情移入していいのかわからないってのはありましたね;;;
最近、横山作品に飽きてきたのか(失礼;;;)イマイチ感もあったりします。読後感がスーッとするような、スカッとした作品を読みたいですね。
Posted by すずな@主 at 2007年07月19日 10:21
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