時を超えた愛。間にはどうにもならない150年という時の流れがあって、ただ流されるしかない・・・。
タイムリミットが刻々と迫る中、二人で過ごす日々。切なさに思わず涙。
でも、ラストはどうもねぇ・・・。そのまま終わっても良かったんじゃないのかなぁ、と思ったんだけど。所謂「トレンディー・ドラマ」みたいな感じで、どうしてもハッピー・エンドにしたいのか!?と思っちゃう。いや、ハッピー・エンドが不満という訳ではないのだけど・・・。このお話では、ってこと。余韻というか、そんなものが無くなってしまったような感じで、何だかな~って・・ねぇ。
だったら、もう一人の主役である彼にも、もうちょっとスポットを当てて欲しかったなぁ・・・と思ってしまいます。彼の視点でのお話も読んでみたい。
読み終わって気付く。このお話の舞台は熊本なんだけど。そういうや、この著者の作品である「黄泉がえり」も熊本が舞台だったなぁ・・・。もしかして、著者は熊本出身者なのかしら。