2006年12月14日

パパとムスメの7日間(五十嵐貴久)

ぶくくくくと笑って、ホロリと泣いて、ちょっとほんわりとなれるお話でした。途中で止められなくなって、一気に読了。面白かった。

この著者の「リカ」という作品を読んだことがあって。これが、なんたらホラー大賞の受賞作とかでねぇ。恐かったんだよ。めっちゃ恐かった。なので、この著者はホラー作家だと思い込んでたんだけども。フト目にしたタイトルとほのぼのタッチのイラストに呼ばれてウッカリ手を出してしまいました。呼ばれて良かったぁ!

サラリーマンのパパと女子高校生のムスメの心が入れ替わってしまった7日間のお話。タイトルですんごいネタバレしてんですけど(笑)で、ストーリーもね。あーなって、こーなって、あーなる。もぅ、予想通りに進みます。そんな上手く進む訳ないじゃん!そんな風になれば楽なのよねー!やっぱお話はお話よねぇ。そんなクレームも付けたくもなります。しかーし!普通はここで興醒めしちゃうんだけど、そんなことはなく。グイグイと惹き付けられてラストまでいってしまいました。

ムスメの恋にオタオタするパパや、理不尽な会社に憤るムスメ。ムスメの切なさにうるうるし、パパの哀愁(とはちょっと違うけど)にうるうる。

・・・ってか、この著者って男性よねぇ!?女子高校生の心理描写が細かすぎるし、説得力ありすぎるんですけど・・・。チョット前に、著者が男性だと思い込んで読んで、あとがきで女性だと知って”ぶったまげ”たことがあったんだけど(有○浩さん)・・・。まさか、今回もってことはないよねぇ(笑)

パパとムスメの7日間
ラベル:読書 著者(あ)
posted by すずな at 06:46| Comment(14) | TrackBack(5) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
TBありがとうございました。

遅ればせながら、読みました。
若さの攻撃と中年の守りがうまく表現できているような。とにかく面白かった1冊でした。
中年のパパ用、教材ですね(笑)
Posted by juzji at 2007年01月31日 11:07
こちらこそ、TBありがとうございました。
私のご挨拶が遅れてしまってすみません;;;

教材(笑)たしかにそれはいいかもしれませんねー。
でも、ムスメ達にも読んでほしいかも。
Posted by すずな@主 at 2007年01月31日 14:43
こんばんは。
入れ替わってからのあわててる様子、カモフラージュの日々、笑えましたね~。
「リカ」から考えたらすごい進歩。でもそれらしい部分もありました(笑)。
TBさせていただきました。
Posted by 藍色 at 2007年02月13日 01:41
>藍色さん
TB&コメントありがとうございます。
本当に楽しく読めたお話でしたねー。
「リカ」を書いた方と同一人物とは思えない(笑)
Posted by すずな@主 at 2007年02月13日 11:45
すずなちゃん、こんばんは。やっと読んだよー。
ドラマを観始めてからだったので、頭の中はドラマの再現状態でした。楽しかったです。
サラリーマンの大人の事情の世知辛さ、そんなに簡単に吹き飛ばせるものじゃないけど……物語は希望があるほうが安心します。
TBもよろしくです。
Posted by あまね@香桑 at 2007年08月18日 00:19
>あまね@香桑ちーゃん
って、どっちもですか(笑)
ご都合主義の部分も多かったけれど、それがあまり気にならないくらい楽しく読めました♪
ドラマの館さんに、毎週ヤラレている私です(笑)
Posted by すずな@主 at 2007年08月18日 11:13
すずなさん、こんばんは!
楽しく読める作品でしたね!
7日間だから、ストーリーの予想は付くんですけど(あ、西野さんの行動は読めませんでした)それでも十分楽しかったです。
Posted by エビノート at 2007年08月18日 21:42
>エビノートさん
TB&コメントありがとうございますっ!!
タイトルで思いっきりネタバレされてるんですけど、気にならないくらい楽しく読めましたね~♪
西野さんの行動は私も読めませんでした^^;
Posted by すずな@主 at 2007年08月19日 05:01
>すずなちゃん
いやだって、すずなちゃんに「さん」付けされると、妙な感じなのだもの。笑
ドラマも最終回ですねえ。
Posted by あまね/香桑 at 2007年08月19日 14:15
>あまねちゃん
まぁ、それはあるけどさ~(笑)
ちゃんと心の中では「あまねちゃん」って読んでるから大丈夫☆
Posted by すずな@主 at 2007年08月21日 10:12
ドラマ、私も観てました。
館さんの、女子高生のイントネーション(声の抑揚)にクスクス、大胆ポーズに大爆笑でした。
桃とおばあちゃんのアレンジは…謎(笑)。
Posted by 藍色 at 2007年08月23日 00:25
藍色さんもドラマをご覧になったんですねっ!
館さんの女子高生っぷりには、思わず笑いが込み上げてきましたよねー!楽しかったです♪

桃とおばあちゃんのお陰で、西野さんの暴走がちょっと物足りないものになってしまったような・・・(笑)
Posted by すずな@主 at 2007年08月23日 08:03
そうそう、五十嵐さんの新刊「シャーロック・ホームズと賢者の石」アップしています。
軽~く読めて面白かったですよ。
Posted by 藍色 at 2007年08月28日 03:34
>藍色さん
おぉ!面白かったですか。
おススメありがとうございます♪
早速、探してみますね~。
Posted by すずな@主 at 2007年08月28日 13:15
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック

【パパとムスメの7日間】 五十嵐 貴久 著
Excerpt: なんの先入観もなく、だたタイトルだけで選んだ本 [:読書:] おもしろいです (^0^)/ 《イマドキの女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。ある日突然、「大キライなパパ」と「..
Weblog: じゅずじの旦那
Tracked: 2007-01-30 17:53

パパとムスメの7日間 五十嵐貴久
Excerpt: 装画は野田あい。装丁は柳沼博雅(バーソウ)。 2002年、「リカ」で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞デビュー。読んだ作品「1985年の奇跡」「安政五年の大脱走」「交渉人」「FAKE」「TVJ」「20..
Weblog: 粋な提案
Tracked: 2007-02-13 01:42

パパとムスメの7日間
Excerpt: 五十嵐貴久 2006 朝日新聞社 役割交換のロール・プレイ。カップルの関係性の
Weblog: 香桑の読書室
Tracked: 2007-08-18 00:08

パパとムスメの7日間 〔五十嵐貴久〕
Excerpt: パパとムスメの7日間 ≪内容≫ イマドキの女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。 ある日突然、「大キライなパパ」と「最愛の娘」の人格が入れ替わってしまったら? ドキドキの青春あり..
Weblog: まったり読書日記
Tracked: 2007-08-18 21:30

本「パパとムスメの7日間」
Excerpt: パパとムスメの7日間 五十嵐貴久 朝日新聞社 2006年10月 いまどきの高校生小梅と冴えないパパ。最近では会話のない父娘。小梅の祖母を見舞いに行った帰りの電車で、小梅とパパは地震に遭い..
Weblog: <花>の本と映画の感想
Tracked: 2007-11-12 21:35