「クジラの彼」(有川浩)が読みたくて読んだ本。いろんな著者の作品が読めるのはお得だと思うんだけど、どうも馴染めないんだよねぇ。どうしたって、好き嫌いはある訳だし。短編なんで入り込む前に終わってしまうし・・・。主目的の「クジラの彼」(有川浩)以外は、なんとか無理やり読んだ、という感じになってしまった;;;
『あの八月の』(角野光代)
有川作品以外ではこれが一番好きかな。大人になって、あのころは若かったよねー恐いものは無かったよねーはちゃめちゃだったよねー訳わかんないものにも一所懸命だったよねーと、そんなことを思い出す。
『クジラの彼』(有川浩)
「海の底」の冬原さんと彼女のお話。ちょうど「海の底」前後ですねぇ。SFなしの恋愛一直線です(笑)
いやいや、いやいや。冬原さんの焦った様子が、弱気な感じが、とぉーーーっても良いです。あの冬原がっ!?と夏木さんが目を剥きそうなくらいです(笑)たまらんです。夏木さんご贔屓だった私がグラグラ揺れまくりです。ってか、こんな人が現実に居たらメロメロ骨抜きだと思うわ、たぶん。相手にされないだろうけど・・・;;;ってとこまで想像出来ちゃうところが何ともだけど(笑)
聡子さんは私がイメージしてたよりも強かった。図書館シリーズの小牧さんの姫をイメージしてたんだけど、姫とはちょっと違ったなぁ。シッカリものというか、強かった。まぁ、そうじゃないと潜水艦乗りの相手は無理だろうなぁ・・・なんてことを思った。
有川さんの恋愛話も好きだわー、と「レインツリーの国」でも思ったことを、この作品で改めて実感。私の中ではSF作家さんという位置づけだったんだけど、認識を改めよう。
『涙の匂い』(日向蓬)
振り返る過去が遠すぎ(笑)小学生時代を思い出す・・・というのは。小学生も”Blue Age”なのだろうか・・・。初恋を懐かしむという感じかなぁ。
『ニート・ニート・ニート』(三羽省吾)
”Blue Age”真っ只中の彼らの物語。うん。まぁね、うん(笑)
『ホテルジューシー』(坂木司)
再生の物語、というところでしょうか。
『辻斬りのように』(桜庭一樹)
ぶっちゃけ、あまり好きな作品ではなかった。イマイチ私には合わないかな、という感じ。なので内容もウロ憶えです。
『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦)
なじみのない文章をずぅーーーっと読んできて、すっかり食傷気味でして;;;実は途中で挫折。読了しなかったお話です。もう限界でした。すみません。この著者様には失礼なんだけれども・・・。どうしても先に進まなかった。どうしても続きを読みたい!という気持ちになれなかったのです。。。
あら、読むのが辛かったんですね^^;
私も最後の方はさら~っと読んだような記憶が・・・。
好きだったのはやはり「クジラの彼」でしたね^^
私は夏木さんが好きだったのですが、冬原さんもカッコイイなと思った作品です。
「海の底」のスピンアウト作品があるとすずなさんのブログを拝見しまして知りました!
読みたいです!
こんな辛口な記事にTB&コメントまでありがとうございます!
「クジラの彼」目的で手にした本だったので、それ以外は・・・^^;;;
その後、他の方の作品を読んで、すっかりハマった私って見る目が無いのねぇ;;;とちょっと落ち込みました^^;
「海の底」のスピンアウトは、本当に短ぁーいお話で、あの海の底の前夜に夏木&冬原がドタバタと走り回るというものです(笑)腕立て伏せの原因となった事件?が綴られています。読んで損は無いと思いますが、アレだけの為に雑誌を1冊買え!とはちょっと言いづらい^^;;;