2017年06月17日

禁じられたジュリエット(古野まほろ)

ミステリ小説が禁書となった日本の名門女子高で、ミステリに触れてしまった女子高生6人。収監された反省室で、「囚人役」となり「看守役」となった同級生2人と共に更生プログラムに参加させられることになるが・・・。


怖い怖い気持ち悪い怖い。でも止められない。うわぁぁぁぁ怖い怖い。ひぃぃぃ気持ち悪い。でも止まらない…の繰り返し。
もうね、「更生プログラム」の執拗で容赦のなさ。あまりの気持ち悪さに、ほんっとに、途中で何度も挫折しそうになりました。でも、これからどんな展開が待っているのかと先が気になって、止められないんですよ。そこに、いけない、と分かっててもミステリ小説を読んでしまった彼女たちの気持ちがシンクロして・・・。

そして、読んでて思ったんですよ。この状況って、ついこの間、日本でも実際に起こってたことなんじゃないかって。かの戦時中、理不尽な扱いを受けた人たちがいたというのは事実で。言論も統制され・・・って考えたら、また違った恐怖がじわり、じわり、と忍び寄ってきました。

そんな精神をズタボロにされつつ読み進めた後半は、予想外に展開にこれまたビックリさせられました。最初、理解出来なくって。・・・え。えっ!?えーーーーっ、そうきたかーーーっ!と、絶叫しそうになりました。後半はミステリ色も追加されてて、また違った魅力というか面白さ。最後は希望の持てるラストになってて、はぁ…良かったよと安堵しました。

それにしても、ホントにね、とっても疲れました(笑)読了後、パタリ。と倒れ伏しそうな気持ちになりましたよー。でも、すっごい高揚感も感じられて満足。
怖かった。気持ち悪かった。でも、面白かった!



(2017.06.01 読了)





禁じられたジュリエット
講談社
古野 まほろ

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ラベル:著者(は) 読書
posted by すずな at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月11日

◆2017年5月の読書

はい。5月のまとめです。なんとかこの週末に記事をUP出来そうでホッとしてます。


1.東京すみっこごはん 親子丼に愛を込めて(成田名璃子)★★★★
2.菜の花食堂のささやかな事件簿(碧野圭)★★★★
3.ふたつのしるし(宮下奈都)★★★★
4.まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ(吉永南央)★★★
5.クローバーナイト(辻村深月)★★★
6.群青のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2(福田和代)★★★
7.校閲ガール トルネード(宮木あや子)★★★★
8.ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~(三上延)★★★
9.黒い結婚 白い結婚(アンソロジー)★★★★
10.終わりなき夜に生まれつく(恩田陸)★★★★
11.秋山善吉工務店(中山七里)★★★★★



2017年5月の読書は11冊。5つ★は1冊。
2017年合計56冊。月平均11冊。


なんとか、一桁台を死守。ということで、そういう意味でもホッ。それにしても、5月はGWもあったのに思ってたほどは読書が進まなかったなぁと思ったんだけど、GWは職場の同僚から回ってきていた漫画↓を一気読みしたんでした!


◆奈緒子(坂田信弘)(全25巻)


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いやぁ・・・必死に読みましたよ!頑張りましたよー!この量なのでね、こういう連休中じゃなきゃ手を付けられないですよね。読みだしたら一気に読んでしまいたいし。学生駅伝とマラソンをメインにしたお話で面白かった。最後はちょっと急ぎ足だったけどね(^-^;

そうそう!今月は、直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」(恩田陸)で登場した曲を集めた音楽CDも発売されました。私は、もちろん予約して買いましたよ。いいですよ、これ。ピアノの音に癒される~というより、コンテストのドキドキを思い出して、なんかテンションが上がってしまうんだけどね(笑)

蜜蜂と遠雷 音楽集
ナクソス・ジャパン
2017-05-26
コンピレーション・アルバム

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読書以外では…映画も一気に観ました!「3月のライオン 後編」と「美女と野獣」の字幕版と吹替版の両方。
3月のライオンは前編の時も思ったけど、見応えがあってずずーんと胸に響きました。ラストの方は特に原作と違った展開になっていたけど、原作は完結してないからねぇ。でも、映画はそれなりに終わらせないと締まらないだろうし・・・ということで、こういう展開もしょうがなかったかなとは思いました。「違うじゃん!」という拒否反応は感じなかったから良し。
美女と野獣は、元々の好みもあるんだろうけど、やっぱり字幕版の方が良かったかな。ジーンとしました。

そして、恒例の「現実逃避の旅」も楽しみました!今回は関東から友人たちをお迎えしての福岡。LIVE♪も楽しかったし、お誕生日をお祝いできたのも嬉しかったし、お肉もワインも美味しかったし~で大満足の旅となりました(#^^#)あ!人生初の「ペンライトを振る」というミッションも前列のおねーさんのお蔭で(笑)無事に完遂できて良かった!いや~この歳になって3曲もの振りを覚えるのは無理があるよー(^-^;最初は不安だったけど、当日はノリノリで踊れて(ぎこちなかったけど)楽しかったデス、ハイ。。。
あ!そうだった。今回の旅は、ほぼほぼ予定を決めてなかったので、空き時間に映画を観たんでした。岡田准一くんご出演ということで興味を持った「追憶」。途中、ドキドキしたけど最後はジーンとして泣いちゃった。良い映画でした。


ということで、なんだかてんこ盛りだった5月。6月もお楽しみ♪が待っているので、それを目指して頑張りまーす。
・・・読書も記事UPも頑張りまーす(^-^;



(2017.06.11)
ラベル:読書記録
posted by すずな at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋山善吉工務店(中山七里)

ゲーム会社を辞め引きこもっていた父親の部屋からの出火で、家と父親を亡くした秋山家。母親と中学生、小学生の息子たちは父親の実家である「秋山善吉工務店」に身を寄せることになるが・・・。

中山さんは久しぶりだなぁと思いつつ、タイトルと表紙に惹かれて手に取ってみました。小学生の太一、中学生の雅彦、母親の景子、そして刑事の宮藤と、それぞれの視点で自分たちが抱える問題と善吉じーちゃんとの交流(?)が描かれる。連作短編集のような形式。中山さんってミステリ作家という印象だったんですが、あれ?人情物なのか!という意外性もあって、ぐいぐいと惹きこまれて一気読み。人情物だと思ってたら、最後はまさかの展開で、しっかりミステリーにもなっててビックリ。

なんといっても、善吉じーちゃんが良い味だしてて、頑固で強くって素敵で・・・と褒め言葉しか出てこないんだけど(笑)とにかく、大好きになりました。孫の太一と雅彦、そして嫁の景子の問題をじーちゃんらしく解決していく姿に惚れた!じーちゃんの陰になって、あまり目立たなかったけど、実はね、ばーちゃんも素敵でした。良い夫婦だなぁとニコニコにしてたら、急転直下・・・。

え?え?まさかまさかっ!?うっそーーーーーっ!と読みながら叫んじゃうくらいの大展開に気持ちが付いていけないラスト。こんな展開はイヤだよーと、まさに茫然自失でした。そして、まさかの火事の真相には涙腺が・・・。景子のあのためらいや、じーちゃんの宮藤への対応など、だからか・・・と、最後の最後にやっと合点がいきました。じーちゃんの言葉にもジーン。

最後は切なかったけど、とっても面白かった!




一.太一、奮闘する
二.雅彦、迷走する
三.景子、困惑する
四.宮藤、追及する
五.善吉、立ちはだかる






(2017.05.29 読了)





秋山善吉工務店
光文社
中山 七里

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ラベル:読書 著者(な)
posted by すずな at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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