初エッセイ集。
上巻は、朝日新聞、神戸新聞、日経新聞など新聞に連載されたエッセイを収録。
タイトルが変わってるなぁと思ったら、「山」「猫」「珈琲」と著者が大好きで大切にしているものを並べたんだそう。あ、”山猫”じゃなくて、山と猫は別物なのね・・・と思わず苦笑しつつ読み始めました。
ご自宅のある淡路島のこと、登山、サイクリング、それから、青年海外協力隊で行かれたトンガの話などなど、どれも、ふわっと軽く明るく優しい目線で綴られている。「イヤスミ」として話題になった湊さんの著書からは、ちょっと想像できないような温かい文章でした。我が家は朝日新聞を購読しているので、「あ、これは読んだことがあるなぁ・・・。」と、ちょっと懐かしく感じながら読んだものもありました。
そして、当然ながら淡路島に行きたくなってしまいました(笑)だって、湊さんが美味しそうなものばかりをご紹介されてるんですもん。生しらす丼だの鯛そうめんだのと食欲をそそられるもののオンパレード。どれも食べたくって、読みながら身悶えしちゃいました!
と、そんなこんなで、ニマニマうふふふっと読んでたんですが、最後は猫ちゃんの旅立ちについてのエッセイでして。湊さんちの猫ちゃんのことを読みながら、一昨年旅立った我が家の猫を思い出して涙してしまったのでした。
下巻では、どんなエッセイが読めるのかな。楽しみです!
(2017.02 読了)