2016年05月30日

◆2016年3月の読書

はい、3月のまとめです。今は5月じゃぁ~?という突っ込みは甘んじて受けますです、ハイ。。。


1.ヘブンメイカー スタープレイヤーⅡ(恒川光太郎)★★★★
2.帰って来た腕貫探偵(西澤保彦)★★★
3.やがて海へと届く(彩瀬まる)★★★★★
4.孫と私の小さな歴史(佐藤愛子) ★★
5.あきない世傳 金と銀 源流篇(髙田郁)★★★
6.おせっかい屋のお鈴さん(堀川アサコ)★★★
7.レジまでの推理 本屋さんの名探偵(似鳥鶏) ★★★★
8.象は忘れない(柳広司) ★★★★★



2016年3月の読書は8冊。5つ★は2冊。
2016年合計27冊。月平均9冊。


と、とうとう月平均が一ケタ台に;;;もうね、なんだろね。読書が進みませんね。それなのに記事UPも滞っているというね。なんだか凹むなぁ。。。

ということで、さくっと次へ^_^;
小説以外では↓たかぎさんのコミックエッセイ。



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とうとう最後のひとり暮らしエッセイとなったようですね。ということで、おめでとうございます!!次は「二人暮らし~」というタイトルになるのかな。それはそれで楽しみです。

印象に残ったエピソードといえば、シェアオフィスと断捨離のお話かな。自宅でお仕事してると境界線がなくなっちゃいそうですもんねぇ。環境を変えると、それ以外のことも変わっていくのかなぁとか、そんなことを思いつつ読みました。
断捨離は私もしたい、したいと思いつつ、なかなか出来なくって・・・。これを機会にちょっと頑張ってみようかなと思ったものの2ヶ月経っても何もやってないという(笑)どこかで「よしっ!」と思わなきゃ出来ないとは分かってるんだけど、その「よしっ!」というタイミングがなかなか降臨してくれませーん^_^;
いつか、やりたいなぁ・・・って言ってる間は出来ないんでしょうね、きっと。。。



読書以外では、岩合光昭さんの「ねこ展」に行ってきました!入り口から「にゃ~ん、にゃ~ん」という鳴き声に迎えられ、ねこねこねこねこ・・・。うへへへへ(*^_^*)とアヤシイヒトになりながら会場を巡りました。そして、最後はグッズ売り場。入場料が安かった分、グッズ代はちょっとお高め;;;・・・だったのに、見事に乗せられまして(笑)眼鏡ケース、ポストカード、文庫カバーにクリアファイルetc.と、それはそれは大量のグッズをお買い上げしちゃいました。ちょっと反省。。。

その後は、母と姪っ子を連れて道の駅めぐりに。お天気も良かったのでドライブするには気持ちの良い日でした。海鮮丼に舌鼓を打ったり、お菓子を買い込んだり、ソフトクリームを食べたり。なかなか楽しかった~♪道の駅めぐりにちょっとハマりそうです。



と、そんなこんな3月。
4月は読書も記事UPもがんばるぞー!と気持ちを新たにしたのも束の間。まさかの事態が・・・。


(2016.05.30)
ラベル:読書 読書記録
posted by すずな at 12:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月29日

象は忘れない(柳広司)

「怒り」それも圧倒的な。この作品から感じることを一言で表すとすれば、この言葉以外はありえない。そんなことを感じた1冊でした。そして、感想を書こうとすると手が止まってしまって、なかなか言葉を綴れないのです。なので、強烈な印象を残した1冊ですが感想は短くなってしまいました。

3月11日の東日本大震災。福島からフクシマに変わったあの日。そこで暮らしていた人々は、そして、そこに居た人々は・・・。

福島で原発作業員として働く若者、消防団の一員としてあの日を迎えた人、福島から幼子と東京へ避難した母親、トモダチ作戦に参加した米国軍人、避難させられた人々・・・。福島の原発と何らかの関わりを持った人々を描いた短編集。

もうね、なんとも言葉が出ないです。当事者として、あの場にいたり、暮らしている人々の戸惑いや怒りや悲しみ・・・色んな感情が一気に押し寄せてきて飲み込まれてしまいました。でも、それを知ることの大切さというか、重さも含めて、考えさせられた作品でもありました。


「象は忘れない」
“象は非常に記憶力が良く、自分の身に起きたことは決して忘れない”(英語の諺)



読了後、この「象は忘れない」というタイトルの重さがずっしりと押し寄せてくる。風化させてはならないのだ。忘れてはならないのだ。著者の強い強いメッセージが込められたタイトル。悲しいかな、人間は忘れてしまうのです。だから、折に触れ、読み返していきたい、そう思いました。




・道成寺
・黒塚
・卒都婆小町
・善知鳥
・俊寛


(2016.03.27 読了)





象は忘れない
文藝春秋
柳 広司

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posted by すずな at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

レジまでの推理 本屋さんの名探偵(似鳥鶏)

本屋を舞台にした連作短編集。
最初の1編はアンソロジー集「大崎梢リクエスト!本屋さんのアンソロジー」で既読でして、それが印象に残ってて手に取った1冊です。


主人公のアルバイト青井の語りで綴られる書店で起きた謎とその顛末。どのお話でも冴えわたる店長さんの謎解きに唸らされたり、悔しく思ったり。書店が舞台ということもあって楽しませてもらいました。

最後の1編は、読んでる途中で「あれ?これはもしや・・・」と思ったら、その通りだったので、そこはニンマリでした。店長に甘い青井の理由が分かってストンと胸のつかえが下りた気もしましたし。あのお話を最後に持ってくるなんて、くぅーっ!という気分にもなりますが、それはそれで楽しませてもらったなぁと思いました。

ただ、起こった事件は重く辛く切ないものでしたけど。基本、ほとんどの読書を図書館本でしている私にとっては、胸が痛いというよりも、後ろめたい、そんな気持ちにもなったりして、違った意味でも読み辛いお話でもありました。図書館本で気に入った作品は文庫化した時に購入してはいるんですけどね・・・。と、ちょっぴり言い訳もしてみたり・・・。

ここ最近特に、町の本屋さんを取り巻く環境の厳しさを目にすることが多くなりました。出来るだけネット書店ではなく町の本屋さんで購入するように心がけてはいますが、つい便利さに負けてしまうんですよねぇ・・・。中高生の頃、ワクワクしながら本屋さんの棚を隅々まで、それこそ目を皿のようにして「面白い本はないかなぁ~」と探した、あの気持ちを忘れないようにしたい、そんなことも思った作品でした。



・7冊で海は越えられる
・全てはエアコンのために
・通常業務探偵
・本屋さんよ永遠に


(2016.03.26 読了)








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ラベル:読書 著者(な)
posted by すずな at 14:48| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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