2月の読書まとめです。1月の反省から、なんとか3月上旬にUP出来て良かった!
あとは、昨年、記事に出来なかった読了本を少しでもUPできればいいなぁ・・・という野望も持ってるんだけど、こちらはそんなに甘くなさそうです。難しいかなぁ・・・と、最近はちょっと悟ってきたような、そんな心持です。
1.校閲ガール ア・ラ・モード(宮木あや子)★★★
2.倒れるときは前のめり(有川浩)★★★★
3.君の膵臓をたべたい(住野よる) ★★☆
4.ユートピア(湊かなえ)★★★★
5.消滅- VANISHING POINT(恩田陸) ★★★★
6.東京すみっこごはん(成田名璃子)★★★★
7.旅者の歌 魂の地より(小路幸也) ★★★☆
8.とにかくうちに帰ります(津村記久子)★★★
9.戦場のコックたち(深緑野分) ★★★★
10.下町ロケット2 ガウディ計画(池井戸潤)★★★★★
11.世界の果てのこどもたち(中脇初枝)★★★★★
2016年2月の読書は11冊。5つ★は2冊。
2016年合計19冊。月平均10冊。
まぁ、なんとか月平均フタケタ台になりました。四捨五入してなので、ちょっとズルしてる感をヒシヒシと感じるけどね^_^;今月も冊数は少ないけど、そこそこ充実した読書が出来たんじゃないかなぁと思うので、嬉しい。本屋大賞ノミネート作を何作か読めたのも嬉しい。発表までにノミネート作を全て読破したいけど、出来るかな、どうかなぁ・・・な感じです。
で。読書以外では・・・なんだろなぁ・・・。
あ!ちょっとダイエットを頑張りました(笑)
年末年始の暴飲暴食から、どうにもこうにも大食いモードが発症してしまったようでして。食べたり飲んだり食べたり飲んだり飲んだり・・・。これはいかん!と、ちょっとだけ(え。)頑張ってみました。1週間ほど、おやつも止めてみました。でもね、2月はバレンタインデーという行事がありまして。男の子でもないのに、私の元には次々と甘いモノが舞い込んでくるんですよー!それがまたね、とってもとっても美味しそうなんですよーぅ!それを目の前にして我慢できる人がいるのか?いや、いない!・・・ということで、ホントにちょっとだけのダイエット強化週間となりました。ちょーーっぴり凹んだお腹も、すっかり元に戻ってしまったのでした^_^;もうちょっと暖かくなったら、再挑戦がんばるー。
そうそう!
ダイエット、ダイエット、と言いながら、2年ぶりの女子会がありました~♪久しぶりだったけど、そんな時間を感じられないくらい、食べて飲んでしゃべり倒してきました~(笑)とっても楽しかった!思わずイキオイで「次から、毎年2月開催だ!」と宣言しちゃったので、忘れずがんばります。・・・ダイジョウブカ、ジブン^_^;
そんなこんなで、なんとか過ぎた2月。3月は暖かくなるから、コタツにもぐりこむ機会も減って、ウッカリ寝てしまうことも減るんじゃないでしょうか・・・たぶん・・・(笑)ということで、読書も進むはず!
(2016.03.04)
2016年03月04日
2016年03月02日
世界の果てのこどもたち(中脇初枝)
第二次世界大戦中の満州。高知県から開拓団としてやってきた珠子。朝鮮人の美子(ミジャ)。横浜の貿易商の娘である茉莉。3人の少女が出会い、戦争に翻弄され、そして、再会するまで。
先が気になって一気読みしちゃったくらい面白かったんですけど、そう素直に言えないくらい、重い、本当に重い、お話でした。戦争の理不尽さ、悲惨さ、やるせなさ・・・などなど、様々なことがドッと押し寄せてきて上手く言葉に出来ない。
戦争に翻弄される子供たち。終戦を迎えて、3人の運命が大きく変わってしまう。中国孤児になってしまった珠子。日本で差別にさらされながら一家で暮らす美子。横浜大空襲で家族を失った茉莉。満州で忘れられない一夜を過ごした子供たちが、バラバラになって、過酷な運命を生きていく姿に、そのひたむきに生きる姿に、ただただ・・・。
子供視点で描かれる戦争は、社会の動きを理解できない、意味が分からない、それでも前に向かって進んでいくという”生きる力”に対する畏怖のようなものも感じたり、彼女たちに対するオトナの対応に憤りを感じたり、あまりにも過酷な運命に呆然となったり悲しみで胸がいっぱいになったりと、様々な感情がストレートに湧き上がってきて、大きな感情をうまくコントロールできない、そんな読書になってしまいました。
バラバラになった子供たちが、大人になって、満州での一夜の思い出をきっかけに再会できた時は、すごく嬉しくなったんですが、それからも珠子の人生は平坦ではなく・・・。それでも、最後に三人で語る場面は、ようやく・・・と思えて、ちょっとだけ胸のつかえが下りた、そんな気持ちになれました。
重く苦しい読書となりましたが、それでも読めて良かった。
そして、戦争はやっぱりイヤだ。そう強く、強く思った1冊でした。
(2016.02.29 読了)
先が気になって一気読みしちゃったくらい面白かったんですけど、そう素直に言えないくらい、重い、本当に重い、お話でした。戦争の理不尽さ、悲惨さ、やるせなさ・・・などなど、様々なことがドッと押し寄せてきて上手く言葉に出来ない。
戦争に翻弄される子供たち。終戦を迎えて、3人の運命が大きく変わってしまう。中国孤児になってしまった珠子。日本で差別にさらされながら一家で暮らす美子。横浜大空襲で家族を失った茉莉。満州で忘れられない一夜を過ごした子供たちが、バラバラになって、過酷な運命を生きていく姿に、そのひたむきに生きる姿に、ただただ・・・。
子供視点で描かれる戦争は、社会の動きを理解できない、意味が分からない、それでも前に向かって進んでいくという”生きる力”に対する畏怖のようなものも感じたり、彼女たちに対するオトナの対応に憤りを感じたり、あまりにも過酷な運命に呆然となったり悲しみで胸がいっぱいになったりと、様々な感情がストレートに湧き上がってきて、大きな感情をうまくコントロールできない、そんな読書になってしまいました。
バラバラになった子供たちが、大人になって、満州での一夜の思い出をきっかけに再会できた時は、すごく嬉しくなったんですが、それからも珠子の人生は平坦ではなく・・・。それでも、最後に三人で語る場面は、ようやく・・・と思えて、ちょっとだけ胸のつかえが下りた、そんな気持ちになれました。
重く苦しい読書となりましたが、それでも読めて良かった。
そして、戦争はやっぱりイヤだ。そう強く、強く思った1冊でした。
(2016.02.29 読了)
2016年03月01日
下町ロケット2 ガウディ計画(池井戸潤)
「下町ロケット」の続編。
1作目がTVドラマ化されたんですが、この続編部分も含まれてたのかな?ちょっと気になりつつ、ものすごい宣伝に恐れをなしてしまって(笑)、結局、観ないまま終わってしまいました。ホント怒涛の宣伝でしたよねぇ・・・。
前作はロケットエンジン開発を巡る物語でしたが、今作は医療機器の開発を巡る物語。ロケットと医療機器って全く違うというイメージなので、どういうこと?と思いながら読んだんですが、ロケットエンジンのバルブシステムの技術が生かされるということでした。どんな技術がどんなところで役に立つのか分からない、これって、面白いなぁと思いました。そういえば、人工衛星か何か、宇宙開発に関わることで、日本の折り紙を基本とした技術が使われて・・・っていうのをニュースで見た覚えがあります。色んな技術(?)があって、それをどこでどう使うか、それもアイディア次第ということですね。頭の柔らかさが必要になるんでしょうね。私には難しいかも・・・(笑)
ストーリー自体は、池井戸作品らしく善悪がハッキリしていて、主人公に感情移入しやすく、ハラハラドキドキの手に汗握る展開に、最後まで一気読み。私の睡眠時間を返して~って感じですが(笑)ホント、面白かったです。
今回は特に、子供用の人工弁開発ということもあって余計に思い入れが・・・。そして、心臓病で苦しむ子供たちを救いたいという強い気持ち。佃製作所のみんなの熱い想いにこちらも胸が熱くなりました。結局、どんな想いを持って、その仕事に取り組むのか。開発に心血を注ぐのか。行き詰った時、先に進むチカラを貰える、そんな”想い”が、どんな時にも必要で大切なんだなぁと思いました。
・・・私にはあるかな。と、ちょっぴり凹んだのは、ここだけの話。
佃製作所が、次にどんな技術開発に取り組むのか。すごーく気になりますねぇ。それを考える池井戸さんは大変かもしれませんが(笑)、是非とも、続編を書いてもらいたいなぁと思いました。いつか読めるといいなぁ・・・。
(2016.02.28 読了)
1作目がTVドラマ化されたんですが、この続編部分も含まれてたのかな?ちょっと気になりつつ、ものすごい宣伝に恐れをなしてしまって(笑)、結局、観ないまま終わってしまいました。ホント怒涛の宣伝でしたよねぇ・・・。
前作はロケットエンジン開発を巡る物語でしたが、今作は医療機器の開発を巡る物語。ロケットと医療機器って全く違うというイメージなので、どういうこと?と思いながら読んだんですが、ロケットエンジンのバルブシステムの技術が生かされるということでした。どんな技術がどんなところで役に立つのか分からない、これって、面白いなぁと思いました。そういえば、人工衛星か何か、宇宙開発に関わることで、日本の折り紙を基本とした技術が使われて・・・っていうのをニュースで見た覚えがあります。色んな技術(?)があって、それをどこでどう使うか、それもアイディア次第ということですね。頭の柔らかさが必要になるんでしょうね。私には難しいかも・・・(笑)
ストーリー自体は、池井戸作品らしく善悪がハッキリしていて、主人公に感情移入しやすく、ハラハラドキドキの手に汗握る展開に、最後まで一気読み。私の睡眠時間を返して~って感じですが(笑)ホント、面白かったです。
今回は特に、子供用の人工弁開発ということもあって余計に思い入れが・・・。そして、心臓病で苦しむ子供たちを救いたいという強い気持ち。佃製作所のみんなの熱い想いにこちらも胸が熱くなりました。結局、どんな想いを持って、その仕事に取り組むのか。開発に心血を注ぐのか。行き詰った時、先に進むチカラを貰える、そんな”想い”が、どんな時にも必要で大切なんだなぁと思いました。
・・・私にはあるかな。と、ちょっぴり凹んだのは、ここだけの話。
佃製作所が、次にどんな技術開発に取り組むのか。すごーく気になりますねぇ。それを考える池井戸さんは大変かもしれませんが(笑)、是非とも、続編を書いてもらいたいなぁと思いました。いつか読めるといいなぁ・・・。
(2016.02.28 読了)