2015年10月22日

なりたい(畠中恵)

「しゃばけ」シリーズ第14弾。
タイトル通り、様々な人々の「なりたい」をまとめた短編集。


それぞれの「なりたい」を読みながら、立場や考え方で「なりたい」ものって様々だなぁとつくづく思いました。妖になりたい人もいれば、人になりたい妖もいる。どちらも、その切実な気持ちが伝わってきて、なんとかならないものかとヤキモキしました。まぁ、妖になりたい甚兵衛さんは、そこまで応援はしなかったけど(笑)

そして、主人公の一太郎の「なりたい」は、神様に伝えなきゃいけないという、なかなか剣呑な展開でして。ちょっとドキドキしたんですが、これが外伝「えどさがし」に繋がっていくんですね。だから、妖たちが必死になって一太郎を探してたのか!と納得したと同時に、神様たちからもOKをもらえてホッとしました。

それにしても、外伝であんな話を読んでしまうと、このシリーズも終りに近づいてるのかと不安になってたんですが、杞憂に終わるのかな、という感じで、こちらもホッと胸をなでおろしました。

まだまだ一太郎を囲んでの妖たちとのてんやわんやを読みたいものです!


(2015.08.29 読了)






なりたい
新潮社
畠中 恵

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ラベル:著者(は) 読書
posted by すずな at 12:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月17日

居酒屋ぼったくり3(秋川滝美)

ようやく手にした第3弾。
今回も美味しそうなお料理の数々にお腹をぐーぐー鳴らしながら読みましたよ(笑)これ、ほんっとーにキケンなお話ですよねぇ。まぁ、そこも分かってて読んでるんだから、何も言えないって言われればそれはそうなんですけどね。

今回はお料理だけじゃなく、いいなーと思ったのが「猫会」でした。前作で常連客で引き取った子猫たち。その子猫と飼い主さんが集まって・・・って、うわー私もお仲間に入りたーい!と心から思っちゃいました。いいなぁ。とっても楽しそうで羨ましかった。

それにしても、美音のお客様への気遣いは凄いとは思うけど、そこまでしなくても・・・とちょっと引いてしまったりもしました。料理人にそこまで気を使われたら、私だったらそのお店には行けなくなってしまいます。というか、行かなくなるかな。「勘弁してよー。」という気持ちになると思う。お気遣いはとってもありがたいと思うし、自分のことを思ってくれてるのもわかるけど、でもねぇ・・・。自宅じゃなくて、わざわざそのお店に来て食べる意味がなくなっちゃう。常連さんであっても、あくまで客は客で、家族ではない。そこら辺の割り切り方というか、そういうのは大切だよなぁと思いました。

この巻では、要と美音の関係が進展するのかと期待してたんですが、そこは期待はずれに終わってしまいました。正直、まだ引っ張るのかー!という気分なので、次巻では一気に距離を縮めていただきたい!もうね、そんなに焦らすなー!という気分です(笑)


(2015.08.25 読了)




居酒屋ぼったくり〈3〉
アルファポリス
秋川 滝美

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ラベル:読書 著者(あ)
posted by すずな at 12:59| Comment(4) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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