2015年07月29日

時の罠(アンソロジー)

辻村深月、万城目学、湊かなえ、米澤穂信の4人によるアンソロジー集。

これ、読んだような気がするんだけど・・・と思って、このブログで確認してみたけど読んでない(記事がない)。読んでなかったか!と手にして読み始めて・・・あれ~?やっぱ読んでる?・・・いや、読んでない!を行きつ戻りつしながら読了しました(笑)自分の記憶がめちゃくちゃ曖昧なんだけど、記事にはしてないようなので!ということで(笑)

辻村作品と湊作品は既読でした。とはいえ、辻村作品をどこで読んだのかが、ホントわからなーい;;;もしや、やっぱり、この短編集を読んでたのか、なぁ・・・。

そんな不安(?)は無視して、ちょこっと感想をば。


・タイムカプセルの八年(辻村深月)
この先生にはムカついたけれど、お父さん達の愛情にホロリ。親というのは、こうやって子供の知らないところで色んなことをやってくれてるんだろうなぁと、そんなことを思ったのでした。私に子供はいないけれど、姪っ子たちのことを想いながらコッソリあれこれやってたりもするんですよね。伯母という立場でもこれなんだから、親ならもっと色んなことがあるんだろうなぁ。こういう風に、私の知らないところで、私の親もアレコレやってくれたのかもしれないなぁ。まぁ、それが嬉しいことばっかりとは限らないけれど(笑)「親の心子知らず」というのは、まさにこういうことなんでしょうね。もっと、親に感謝しなくちゃなぁと、そんなことも思ったのでした。

・トシ&シュン(万城目学)
最後に「そっちかーっ!」と突っ込みを入れてしまった(笑)まさか、そうくるとは思わなかったので、予想外の展開に驚きました。でも、面白かった!万城目さん、さすがだなぁと思ったのでした。

・下津山縁起(米澤穂信)
うわ、そうきたかー!と、これも驚きの展開。最初は、「これ、どういうお話なんだ?」という感じで、なかなか乗れなかったりもしたんだけど、読んでいく内にズルズルとはまってしまった、そんな印象でした。山が意思を持つという発想が面白かった。

・長井優介へ(湊かなえ)
これは、既読。おまけに、ラストも覚えてたので「衝撃!」というのはなかったけれど、改めて読んでも良いお話でした。





(2015.07.1 読了)






時の罠 (文春文庫)
文藝春秋
2014-07-10
辻村 深月

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posted by すずな at 12:53| Comment(2) | TrackBack(1) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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