シリーズ最終巻。
なんか長かったなぁ・・・と思いつつ、無事に完結して良かった!とホッとしました。
*****
ネタバレしてます。
未読の方はご注意を。
*****
前巻の最後でネズミが意識不明になっていて、まさか・・・と最悪の状態を想像しちゃいましたよ!沙布に続いてネズミまで!?そうなったら、紫苑はどうなっちゃうんだろうと不安で不安で・・・。医師の元へ連れて行けたから良かったけれど、そこが都市への反逆者(?)達の潜伏先だったとは!それが分かった時は思わず絶句しちゃいました。ご都合主義じゃないかとも思ったし、だから紫苑達と接触してたのかとも思えたし・・・。それにしても、そこで紫苑達とひと悶着あるかと思いきや、予想に反してあっけなく襲撃されちゃって・・・。あれ~?って感じでちょっと拍子抜けしちゃったんですけどね。ま、お陰で紫苑たちが割合スムーズに行動できて良かったのかな。
そして、市中心部での紫苑やネズミの活躍。これって、活躍っていうのかどうなのか分かんないんだけど・・・。なんかね、いきなりファンタジーになっちゃったような気がするんだけど。いや、まぁ、このお話自体がファンタジーではあるんだけど(笑)でも、こういう解決の仕方ってどうなのよーぅと思わずにはいられませんでした。それまで、紫苑やネズミなど人の力で頑張って切り開いてきていたのが、いきなり超常現象ですか!?という気分も無きにしも非ずって感じです。
そして、いきなりのラスト。もうちょっと、ラストを引っ張って欲しかったなぁ、書き込んで欲しかったなぁ、なんてことも思っちゃいます。いきなり時間が流れてしまって、その流れた時間の部分を読みたかった;;;9巻まで続いてきてこれっていうのは、寂しいような、そんな感じです。もうちょっと、余韻に浸りたかったなぁ・・・なんてことを思ったのでした。まぁ、これはこれで良いような気もするけどね。
(2015.06.20 読了)
2015年06月27日
2015年06月23日
怪盗の伴走者(三木笙子)
帝都探偵絵図シリーズ第四弾。
図書館で遭遇して「ひゃぁ~待ってたよーぅ!」と大喜びで手に取りました。・・・と、楽しみに待ちわびていたのは本当のことなんだけど、出版されたのは4月だったようです。気付いてなかった。なんてこったい;;;
今回は”ロータスのお話”と言っても過言ではないかな。1編目でロータスと安西の出会いが描かれる。・・・って、安西さんって誰だっけ?という自分の記憶力の弱さを露呈しちゃいますが(笑)間が開きすぎちゃって、高広と礼以外の登場人物たちについての記憶があまり残ってなかった。まぁ、ぼんやり~とした記憶しかなくても、お話自体は楽しめたので良し、ってことで。
なんと言っても、少年時代の二人の初々しさが可愛い!でも、既にロータスは既に頭角を現してるって感じで、可愛いだけじゃなかったけどね。二人がこういう時を過ごしてきたんだというのがわかって良かったし、二人の絆の深さが窺い知れる物語にもなっていました。
それにしても、まだ幼さの残る少年が大人顔負けのことをしちゃうっていうのは、近くにいる大人となれば行く末を案じたくもなるだろうなぁと思いましたし、ここまでやれらちゃうと自信喪失もするし、恐怖も感じちゃうよなぁとも思いました。奇術師でしたっけ、同じ職業には付いて欲しくないみたいなことを言ってましたが、彼の言葉は私のような凡人でも深く頷けるものでした。
そしてもう1編、ロータスと安西少年の活躍が描かれた物語があり、最後の1編は大人になって再会した二人が描かれていました。一度、袂をわかった二人が、大人になり再会して選択の時を迎える。まぁ、ロータスの作戦勝ちということでしょうか。ここまでするか!?と思わないこともないですが、ここまでしないと安西の性格から言ってなかなか思い切れなかっただろうとは思いましたけどね。
そして、ここでようやく高広と礼が登場して「待ってました!」って感じでした。・・・が!期待してたほどの二人の絡みはなく。そういう意味ではちょっと物足りなかったかなぁ(笑)次は二人が出ずっぱりで大活躍するお話が読みたいものです。。。
・第一話 伴走者
・第二話 反魂蝶
・第三話 怪盗の伴走者
(2015.06.20 読了)
図書館で遭遇して「ひゃぁ~待ってたよーぅ!」と大喜びで手に取りました。・・・と、楽しみに待ちわびていたのは本当のことなんだけど、出版されたのは4月だったようです。気付いてなかった。なんてこったい;;;
今回は”ロータスのお話”と言っても過言ではないかな。1編目でロータスと安西の出会いが描かれる。・・・って、安西さんって誰だっけ?という自分の記憶力の弱さを露呈しちゃいますが(笑)間が開きすぎちゃって、高広と礼以外の登場人物たちについての記憶があまり残ってなかった。まぁ、ぼんやり~とした記憶しかなくても、お話自体は楽しめたので良し、ってことで。
なんと言っても、少年時代の二人の初々しさが可愛い!でも、既にロータスは既に頭角を現してるって感じで、可愛いだけじゃなかったけどね。二人がこういう時を過ごしてきたんだというのがわかって良かったし、二人の絆の深さが窺い知れる物語にもなっていました。
それにしても、まだ幼さの残る少年が大人顔負けのことをしちゃうっていうのは、近くにいる大人となれば行く末を案じたくもなるだろうなぁと思いましたし、ここまでやれらちゃうと自信喪失もするし、恐怖も感じちゃうよなぁとも思いました。奇術師でしたっけ、同じ職業には付いて欲しくないみたいなことを言ってましたが、彼の言葉は私のような凡人でも深く頷けるものでした。
そしてもう1編、ロータスと安西少年の活躍が描かれた物語があり、最後の1編は大人になって再会した二人が描かれていました。一度、袂をわかった二人が、大人になり再会して選択の時を迎える。まぁ、ロータスの作戦勝ちということでしょうか。ここまでするか!?と思わないこともないですが、ここまでしないと安西の性格から言ってなかなか思い切れなかっただろうとは思いましたけどね。
そして、ここでようやく高広と礼が登場して「待ってました!」って感じでした。・・・が!期待してたほどの二人の絡みはなく。そういう意味ではちょっと物足りなかったかなぁ(笑)次は二人が出ずっぱりで大活躍するお話が読みたいものです。。。
・第一話 伴走者
・第二話 反魂蝶
・第三話 怪盗の伴走者
(2015.06.20 読了)
2015年06月20日
NO.6 #8(あさのあつこ)
あ~沙布ぅ~~~~~(泣)
最初から最後まで、そんなことを心の中で叫びながらの読書となりました。このシリーズを読み始めた時は、ここまでツライ展開になるとは全く想像できなかったよ。てか、これ児童書だったよねぇ?それにしては、なかなかシビアですな。子供向けでも容赦してくれないところは好きなんだけど、予想してたとはいえ、この展開はシンドイです。結構、くるよなぁ・・・。
そして、紫苑のウダウダにイライラしてしまったり。ここで紫苑がスッパリ気持ちを切り替えられたら、それはそれでモヤモヤしちゃうと思うんだけど、「ちょっと紫苑!今、そんなウダウダしてる場合じゃないでしょーっ!」とか突っ込んでしまう私は非情なオトナであります。読んでるときはイライラしたけど、読了後に「あんなことを思うワタシって;;;」とかってちょっと凹んでしまったりもしたのでした。はははは。。。
次はいよいよ最終巻。なんだか予想できないこともないけど、意外な展開が待ってるような気もする。どうなるんだろう。楽しみです。
(2015.06.18 読了)
最初から最後まで、そんなことを心の中で叫びながらの読書となりました。このシリーズを読み始めた時は、ここまでツライ展開になるとは全く想像できなかったよ。てか、これ児童書だったよねぇ?それにしては、なかなかシビアですな。子供向けでも容赦してくれないところは好きなんだけど、予想してたとはいえ、この展開はシンドイです。結構、くるよなぁ・・・。
そして、紫苑のウダウダにイライラしてしまったり。ここで紫苑がスッパリ気持ちを切り替えられたら、それはそれでモヤモヤしちゃうと思うんだけど、「ちょっと紫苑!今、そんなウダウダしてる場合じゃないでしょーっ!」とか突っ込んでしまう私は非情なオトナであります。読んでるときはイライラしたけど、読了後に「あんなことを思うワタシって;;;」とかってちょっと凹んでしまったりもしたのでした。はははは。。。
次はいよいよ最終巻。なんだか予想できないこともないけど、意外な展開が待ってるような気もする。どうなるんだろう。楽しみです。
(2015.06.18 読了)