2015年02月03日

米国一家、おいしい東京を食べ尽す(マシュー・アムスター=バートン)

東京で家族と共にひと夏を過ごすことになったアメリカ人フードライターが、ごく普通の日本の「食」と日常をユーモアたっぷりにつづる。最新・異国人食紀行!

個人的によく目にしたのはこちらではなく、タイトルが良く似た「英国一家、日本を食べる」の方だったんですけどね。図書館で目に留まったら、ついつい手に取ってしまったのでした(笑)英国~の方は興味がありつつ、未だ読んでないんですよねー。

東京にひと夏住んだ著者の日記みたいな感じでもありました。そして、観光に来た訳ではないので、東京下町のアパートに住んでる訳ですよ。なので、食べる食事も、ごく普通の日本食。うどんやらミスドやらなにやらかにやら・・・。ということで、外国の方が読めばもっと楽しめたんでしょうが、ごく普通の日本人として日本食を食べる私としては、期待ハズレ感をちょっぴり味わったりもしたのでした。

ただ、外国の方の視点と言う事で、普通の日本の食事の、その驚きや喜びを知ることが出来たのは、良かったかなぁとは思いました。娘さんのアイリスちゃんも可愛かったし。

私も旅先では(と言っても国内だけど)、彼らのように、もっと地元食を楽しむようにしたいなぁとも思ったのでした。



(2014.07.17 読了)





米国人一家、おいしい東京を食べ尽くす
エクスナレッジ
マシュー・アムスター=バートン

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posted by すずな at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

獏の檻(道尾秀介)

道尾さんのミステリー。
なんだか、ちょっと前の道尾作品の雰囲気に触れられたような気持になりました。最近の作品も、それはそれで面白く読めて好きなんですけど、閉鎖された田舎で起きた事件・・・というだけで、なんとはなしにテンションが上がってしまったのでした(笑)

ある日、主人公の目の前で女が電車に轢かれて死んでしまう。その女は、かつて故郷で行方不明となっていた人物だった。死ぬ直前、女は確かに自分を見ていた・・・。何故?様々な思いを抱え、主人公は息子を連れて故郷へと向かうが・・・。

故郷へ向かった主人公の周りで事件が起こり、30年前の真相へと向かっていく。息子の誘拐事件については、そんなもんだろうなぁと想像できたのですが、父親の死や、死んだ女性についての真相には驚きました。驚いたというか、なんというか・・・。ちょっとしたタイミングで、こんなことになってしまうなんて、堪らない。もうちょっと早く、この真相が明らかにされていれば・・・と残念な気持ちにもなりました。

なかなか重い作品でしたが、最後はちょっと救われたような、そんな気分になれて良かった。




(2014.07.13 読了)





貘の檻
新潮社
道尾 秀介

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ラベル:読書 著者(ま)
posted by すずな at 05:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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