あいかわらず辻村さんは、こういうのが上手いなぁと思いながら読んだ。イタイ。読んでて本当にイタイ。今回は「恋」と「友情」の二つからなるお話だったんだけど、特に「友情」がイタかった。
元タカラジェンヌを母に持つ美しい蘭花と、自分の容姿に強いコンプレックスを持つ留利絵。大学で出会った二人は友情を育むが、蘭花に茂美という指揮者の恋人が出来て・・・。
蘭花がどうしてそこまで茂美に溺れるのか、全く理解できなかった。恋に落ちた当初はまだ分かるけど、奈々子さんの存在が明らかになってからまで・・・。”恋は盲目”とは良く言ったもんだなぁとしみじみ思いました。
そして、友情に盲目だった留利絵。こちらも「そこまで!?」と思っちゃったんだけど。でも、分かる部分もあったりして、まだ共感できる部分がありました。でも、ちょっと怖かったかな。
そして、ラスト。え、そっちーっ!?と思わず叫んじゃいましたよ。著者にまんまとやられちゃいました。
(2014.07.11 読了)
2015年02月02日
はるか遠く、彼方の君へ(安澄加奈)
この著者の他作品が面白かったので、手にしてみました。
高校生がふとしたことから過去に飛ばされ、歴史上の人物と出会い、彼らを助けるために奮闘する・・・というタイムトラベラーもの。
まぁ、設定自体はベタな感じです(笑)出会った人物は源義経。個人的に割と好きな人物ということもあって、その後の展開を知っているもので、飛ばされた高校生3人にアドバイスをしたくなりました。てか、「あんたたち!そんなことも知らんのかーっ!」と叱り飛ばしたくなったことが多かったかな(笑)
飛ばされた過去で、なんとか現代へ帰れるよう奮闘したり、有名な出来事に彼らが関わっていたり、そして、恋に落ちたり・・・。展開もそこまで目新しい感じはなかったんだけど、その度に声援を送ったり、テンションが上がったり、行く末を考えて胸がぎゅーっと締め付けられたり・・・と、個人的にはすごく楽しめました。
ラストの携帯には、嬉しくなりつつ、ちょっと切なくなりました。
(2014.07.10 読了)
高校生がふとしたことから過去に飛ばされ、歴史上の人物と出会い、彼らを助けるために奮闘する・・・というタイムトラベラーもの。
まぁ、設定自体はベタな感じです(笑)出会った人物は源義経。個人的に割と好きな人物ということもあって、その後の展開を知っているもので、飛ばされた高校生3人にアドバイスをしたくなりました。てか、「あんたたち!そんなことも知らんのかーっ!」と叱り飛ばしたくなったことが多かったかな(笑)
飛ばされた過去で、なんとか現代へ帰れるよう奮闘したり、有名な出来事に彼らが関わっていたり、そして、恋に落ちたり・・・。展開もそこまで目新しい感じはなかったんだけど、その度に声援を送ったり、テンションが上がったり、行く末を考えて胸がぎゅーっと締め付けられたり・・・と、個人的にはすごく楽しめました。
ラストの携帯には、嬉しくなりつつ、ちょっと切なくなりました。
(2014.07.10 読了)
さよなら、「いい子」の魔法(ゲイル・カーソン・レヴィン)
この作品は何かの作品の中で登場して読みたくなって手に取ったんですが・・・。なんだったかなぁ・・・としばし必死に記憶を探ってしまいました;;;柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」でした!忘れちゃいかんよねぇ;;;
生まれたとたん、すべてに「従順」になるよう、妖精に魔法をかけられたエラ。呪いを破り、嫌いなこと、好きなこと、愛することを自分で選びとるための旅が始まった。ニューベリー賞受賞作品。
「シンデレラ」を彷彿させるストーリー。自分の人生は自分で切り開かなきゃ!そして、幼い頃にかけられた”呪い”もいつか自分自身で破らなきゃ!・・・そんなお話かな。児童書らしく、意地悪な人は本当に意地悪で、ムカムカしたり、ハラハラしつつも、時にイライラしたりな読書でした。
主人公のエラが最後には呪いを破り、王子の愛を、幸せを勝ち取る・・・。
あぁ、良かったなぁとは思うものの、期待が大きすぎたのか、まぁ、こんなもんかなという気持ちも無きにしも非ず・・・みたいな感じではありました。
(2014.07.06 読了)
生まれたとたん、すべてに「従順」になるよう、妖精に魔法をかけられたエラ。呪いを破り、嫌いなこと、好きなこと、愛することを自分で選びとるための旅が始まった。ニューベリー賞受賞作品。
「シンデレラ」を彷彿させるストーリー。自分の人生は自分で切り開かなきゃ!そして、幼い頃にかけられた”呪い”もいつか自分自身で破らなきゃ!・・・そんなお話かな。児童書らしく、意地悪な人は本当に意地悪で、ムカムカしたり、ハラハラしつつも、時にイライラしたりな読書でした。
主人公のエラが最後には呪いを破り、王子の愛を、幸せを勝ち取る・・・。
あぁ、良かったなぁとは思うものの、期待が大きすぎたのか、まぁ、こんなもんかなという気持ちも無きにしも非ず・・・みたいな感じではありました。
(2014.07.06 読了)