れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館を舞台にした「れんげ野原のまんなかで」の続編。
うわー続編だっ!と喜んだものの、1冊目の内容をすっかり忘れていたりするんですけど;;;どうしよう、1冊目を読み直してから読み始めた方がいいのかな・・・と迷いつつ、「ま、なんとかなるよ」と読み始めてみました(笑)主人公の名前すら忘れてましたが、まぁ、大丈夫でした。でも、覚えていたらもっと楽しめたのかもしれないんですけどね。
連作短編集のようで、でも、最後まで読むとひとつに繋がっているのがわかる。季節が変わるごとに、つまり、章が変わるごとに色々なことが起こるんだけど、そのどれもがお互いに関係していて、最後にひとつの事実に結びついていく。両親の離婚に悩む中学生、落雁に入っていた印の謎、大雨の後に出てきた白骨死体の正体などなど、切ない事件が起こったりもしましたが、最後の場面では、ほっこり微笑めて良かったです。
それにしても、出てくる小説がどれもこれも面白そうで気になるー!特に、「ある小馬裁判の記」は、どういうラストなのか明かされないままなんですよね。どんなお話なんだろう?どんなラストなんだろう?と興味をかきたてられました。これはどうしても読まねば!と地元図書館で検索したものの蔵書リストにあがってなくて・・・。でも、県立図書館にはあったので、取り寄せてもらおうと思っているところです。是非とも読みたい!
この作品、また続編が読めるといいなぁ・・・。
(2015.01.15 読了)