2015年01月04日

◆2014年の読書まとめ

あけましておめでとうございます。
今年も・・・今年は!時間配分をちゃんと考えて規則正しい生活を送って、このブログもリアルタイムで記事UP!したいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします!!

・・・と、すでに時間配分が出来てないことがバレバレなタイミングで新年のご挨拶をしちゃってますが(笑)本当は元旦にはこの記事をUPしたかったんだよぅ。。。まぁ、そんな訳で今年もぼちぼちと楽しくやっていければいいなぁと思います。すでに開き直り(笑)


そんな訳で、2014年のまとめです。



2014年に読了したのは137冊。月平均にすると11冊でした;;;

「少なかった」と思った2013年よりも、もっと減ってるという・・・なんとも、ヘタレな結果となってしまいました。まぁ、理由をあげようと思えばいくつか挙げれれるんだけど、どれもこれもが自分への言い訳になりそうなのでやめておきます。
が、せめて借りてきた図書館本は全て読了して返す。他人様にお借りした本はせめて2ヶ月以内には読了する。今年は、この2点だけは守れるようにしていきたいなぁと思います。借りてきて読めないのはツライし、他人様の本がずーっと私の部屋で積まれてるのを見るのは本当に忍びないものです。。。


と、グダグダ反省から始まってしまいました(笑)まずは、2014年の10冊ですね!



1.明日の子供たち(有川浩)

久々の有川さんの新刊ということもあって、貪るように読みました。そして、相変わらずの涙腺決壊。タオルをぐちゃぐちゃにして読んだのでした。
感想記事にも書きましたが、自分の心を見透かされるような、試されてるような、そんな気持ちにもなり、なかなかシンドイ読書となったんですが、そうやって自分の心を見つめ直すということはそうそうないので、たまにはこういう読書もいいのかなと、そんなことも思ったのでした。


2.紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場(佐々涼子)

現実の力を、そして、人間の力を痛感した1冊でした。東日本大震災で被災した製紙工場の再生ドキュメント。彼らの熱い想いと矜持のお蔭で私はずっと新しい本を読むことが出来ていたのだということを知った貴重な作品でした。読めて良かった、心からそう思いました。本好きには、是非とも手に取って欲しい1冊です。


3.天の梯 みをつくし料理帖(髙田郁)

シリーズ最終巻。この1冊が、というよりも、このシリーズ10冊の総合力での3位。主人公の澪ちゃんの姿に涙し、澪ちゃんを取り巻く人々の温かさや愛情に涙した作品。ずーっと辛くてシンドイ読書だったけど、最後は「あ~良かったなぁ」と心から思えて心が幸せな気持ちに満たされました。そして、私も頑張ろうと思えました。


4.満願(米澤穂信)

きたきた!これこれ!と大興奮しながら読んだ短編集。米澤さんらしいクロさがたーっぷり詰まった堪らない1冊。


5.ハケンアニメ!(辻村深月)

アニメ業界で働く女性3人を描いた作品。ご都合主義?と思える部分もあるにはあったけれど、私的には全く気にならず、一気に駆け抜けるように読めました。何にしろ、好きだという気持ちを持って臨むのが一番だし、大事なことなんだなぁと思いました。


6.山女日記(湊かなえ)

何かに息づまる女性たちが、山に登って何かしらを吹っ切ったり、つかみ取っていくという連作短編集。そのつながり具合が絶妙で読んでいて心地よかった。女性たちのどん詰まり具合も、何かしら共感できるというか覚えがあるものが多くて、自分の気持ちを反映して読めたりしたのも印象に残った理由かな。



7.八月の六日間(北村薫)

6位の湊作品と同じように女性が山に登って何かしらの心の変化が起こるというもの。こちらは主人公が一人で、その女性の気持ちの変化が心にじわじわと効いてきました。登山も楽しそうだなぁと思ったけど、現実には私には無理そうなので、こうやって登山する女性たちの物語を読んで満足しようと思いました(笑)



8.鹿の王(上橋奈穂子)

上下巻2冊のファンタジー。久しぶりの上橋作品。やっぱり好きだなぁと思った。読んでない本も多いので、上橋作品コンプリート目指そうかなと思いました。途中の記述を読んで悲しいラストを想像したんだけど、私の想像通りにならずにホッとしました。いつか、その後のお話が読めると嬉しいなぁ。。。でも、あれこれ想像してるのがいいのかな。



9.トオリヌケキンシ(加納朋子)

短編集。・・・と思ったら、ちょっと連作集だったという。最初の作品で涙が溢れて、そのまま最後まで一気に読了しました。加納さんらしく、温かな物語。でも、読んでる途中はちょっとシンドイんだよね。まぁ、ラストで救われるのでいいんだけど。お話も好きで良いのですが、何よりも加納さんの作品が読めるということが嬉しい1冊でした。



10.水やりはいつも深夜だけど(窪美澄)

2014年の最後に読んだ作品。短編集。家族って、長く同じ時間を共有してるって、こういうことだよなぁと思った。”積み重ね”があって、そこに”情”が生まれる。無理だと思っても、最後の最後で一線を越えるか超えないかは、これがあるかないかなんだろうなぁと、そんなことを思ったのでした。家族だけじゃなく、友人や、誰かと、私もひとつひとつ積み重ねていけるようにしたいなぁと思いました。
・・・と、コメント書いてて、あぁ1年の締めくくりに相応しい本を読めたんだなぁと、そんなことを思った。読了数は少なかったけど、充実した読書が出来たことを感じられて嬉しい。




◆次点
・オレがマリオ(俵万智)

東日本大震災で被災して東北から南の島へ移住した著者が、その道中に詠んだ歌が中心。子供を思う親心に心打たれ、涙腺が緩んだのでした。たった31文字で情景が目の前に広がり、心にずずんと響く。凄いなぁと素直に感動した1冊。




◆選外
同じ著者の本は選ばないという理由で漏れた作品。どちらも良くって、迷いに迷ったのでした。

よるのふくらみ(窪美澄)
・家族シアター(辻村深月)





やっぱり10冊を選ぶのは難しいですね。それも順位をつけるのはもっと難しい。きっと、明日ランキングをつけたら違う結果になるんじゃないとか思います(笑)


今年は特に、感想記事をUPしてない作品が多くて、それも悩んだ要因かなと思われます。早くUPしなきゃな。まずは、このランキングに入った作品の感想記事をさっさとUPしなければ!ですね;;;

そして、図書館本すら読み切らずに返却したというのが如実に表れているのが、初読み作家さんが2位だけということ。残りは全てお気に入り作家さんなんですよね。つまり、お気に入り作家さんの新刊を追いかけるのがやっとだった1年ってことなんですよねぇ;;;この結果もなんだかなぁと思っちゃいます。もちろん、初読み作家さんが全くいなかった訳ではないんですけどね。2015年は、TOP10の中に初読み作家さんが2~3名入っていると嬉しいなぁ。。。そうなるといいな。



さてさて。
なかなか思うように読書も出来ず、記事もUP出来ずで、もやもやな一年を過ごした感がある2014年でしたが、それでも充実した読書生活は送れたんだなぁと最後には思うことが出来て良かった。でも、2015年はそんなもやもやを感じることがないようにしたいとは思います。本当に、心から(笑)

ストレスのない読書生活を目指しますので、どうかどうか、2015年もお付き合い頂けると幸いです。どうぞ、宜しくお願いします!


(2015.01.04)
ラベル:読書記録
posted by すずな at 07:16| Comment(12) | TrackBack(4) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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