キャバクラ勤めのシングルマザーを母親に持つ大穴(ダイアナ)。大手出版社の編集者である父と料理教室を開く母を持つ彩子。正反対の家庭に育つ二人は小学校3年生の時にクラスメートとなり親友になるが、6年生の時にちょっとしたすれ違いから絶交状態となる。そして、その後10年間、別々の道を歩んでいくことになるが・・・。
まさに、柚木版「赤毛のアン」という感じ。主人公の名前も”ダイアナ”だしね(笑)二人の女の子の友情物語であり、成長物語でもある。
とはいえ、そこは柚木作品。そう単純な大団円にはならない。”大穴”は、その名前の呪縛からなかなか抜け出せないし、出生の秘密や実の祖父母や父との再会も一筋縄ではいかない。一方、彩子は順調にエリートコースを歩んでいるようにみえて、大学で入ったサークルで男関係につまづいてしまう。二人の危なっかしい人生を読みながら、時にハラハラしたり、時には憤ったり、そして、時には切なさで胸が一杯になったりもしました。それでも、人生は続いていく。なんとか、自分の力で自分の人生を切り開いていく二人に、エールを送りつつ読了しました。
10年ぶりの再会のシーンも良かったなぁ。あぁ、こういうのいいなぁと思いました。これから二人がどんな人生を歩んでいくのか、そして、どんな友情を育んでいくのか、すごーーく気になります。でも、きっと二人らしい道を歩んでくれるんじゃないでしょうか・・・。読んでみたい気もするけど、あれこれ想像するのも楽しい。
(2014.06.11 読了)
2014年12月22日
2014年12月18日
人生相談(真梨幸子)
連作短編集。大洋新聞に連載されている「よろず相談室」に寄せられた老若男女から様々な相談。一見、何の繋がりもないようだが・・・。
新聞の相談室に寄せられた相談というだけで、それぞれ独立しているお話だと思ってたんですが、これが大きな間違いでした(笑)まさか、それぞれが繋がっているはねぇ。気づいたときは、驚いたというよりも焦ったというほうが合ってるかな。たぶん、時系列もバラバラなので、どういう繋がりなのか理解していくのが大変でした。加えて登場人物も多かったし。
え?これは、どういうこと?これって、こっちとここが繋がっていて・・・。あれぇ、どうなってるの?これ、誰だっけ!?などなど・・・疑問やら、なにやらがてんこ盛りでした。でも、最後まで読むと、なんとなーくながらも理解できて、そうか!そうなるのか!と合点がいくことも多かった。
頭の中をフル稼働して読まなきゃいけなくて、それなりに大変だったけど、その分、楽しませてもらいました。
(2014.06.08 読了)
新聞の相談室に寄せられた相談というだけで、それぞれ独立しているお話だと思ってたんですが、これが大きな間違いでした(笑)まさか、それぞれが繋がっているはねぇ。気づいたときは、驚いたというよりも焦ったというほうが合ってるかな。たぶん、時系列もバラバラなので、どういう繋がりなのか理解していくのが大変でした。加えて登場人物も多かったし。
え?これは、どういうこと?これって、こっちとここが繋がっていて・・・。あれぇ、どうなってるの?これ、誰だっけ!?などなど・・・疑問やら、なにやらがてんこ盛りでした。でも、最後まで読むと、なんとなーくながらも理解できて、そうか!そうなるのか!と合点がいくことも多かった。
頭の中をフル稼働して読まなきゃいけなくて、それなりに大変だったけど、その分、楽しませてもらいました。
(2014.06.08 読了)
2014年12月16日
妖怪アパートの幽雅な日常⑨(香月日輪)
シリーズ9冊目。
高校最後の文化祭準備が始まった。夕士のクラスの出し物は男子学生服喫茶だ。担任の千晶には禁断のコスプレ姿で喫茶店のオーナーをやってもらうことになった(なんでも千晶はかつてクラブ経営をしていたらしい)。準備の真っ只中、夕士は自分のノートに悪口が書かれていることに気づく。一体誰なのか―。
・・・と、amazonのあらすじをペタッと貼り付けちゃったくらい、内容を覚えてません;;;なんたって、半年くらい前に読んだ本だからね。
と、言い訳してみるー。
あらすじ読んで、あ~たしかに文化祭だったなぁというのを思い出したくらい。あとは、10巻が最終巻ということで、それに向かってるんだなぁというのをすごく感じた9巻だったなぁという印象だったということ。
あ、そうそう!夕士が卒業後の進路をどう選択するのか、どうなるのか、楽しみだなぁと思いながら読み終えたのでした。
(2014.06.06 読了)
高校最後の文化祭準備が始まった。夕士のクラスの出し物は男子学生服喫茶だ。担任の千晶には禁断のコスプレ姿で喫茶店のオーナーをやってもらうことになった(なんでも千晶はかつてクラブ経営をしていたらしい)。準備の真っ只中、夕士は自分のノートに悪口が書かれていることに気づく。一体誰なのか―。
・・・と、amazonのあらすじをペタッと貼り付けちゃったくらい、内容を覚えてません;;;なんたって、半年くらい前に読んだ本だからね。
と、言い訳してみるー。
あらすじ読んで、あ~たしかに文化祭だったなぁというのを思い出したくらい。あとは、10巻が最終巻ということで、それに向かってるんだなぁというのをすごく感じた9巻だったなぁという印象だったということ。
あ、そうそう!夕士が卒業後の進路をどう選択するのか、どうなるのか、楽しみだなぁと思いながら読み終えたのでした。
(2014.06.06 読了)